今までの担架は浴槽の上に置いていましたが、この浴槽は担架が浴槽の中に収納されたようになるため、担架がずれにくくなりました。また、浴槽の縁に座りやすくなっています。

訪問入浴介護の標準的なサービス提供手順を、看護師・介護職・オペレーターの職種に分けて掲載。それぞれの行程に対してスキルのチェックを行うことで人材の育成やスキルの「見える化」を図る為のチェックシートを発刊しました。

実際に製品をお使いいただいている方々の労力を省力化したい、軽減したいという想いから開発しました。従来の浴槽が約22kgであったのに対し、約6kgの減量に成功しました。

在宅で療養を余儀なくされた場合、その方の外出機会は極端に減少し、体重を測ることもほとんどなくなってしまいます。しかし、健康管理する上で、体重を把握するということは栄養管理や投薬をする際非常に重要になります。そこで、訪問入浴介護を行う中で、体重測定をできるようにと開発しました。訪問入浴介護を行う事業者はもちろん、「他業種との連携」を行う上で、その周辺の事業者からも高評価をいただきました。

平成27年度老人保健事業推進費等補助金老人保健健康増進等事業により、「訪問入浴介護の実態調査及び医療連携と業務の効率性についての調査研究事業」を実施しました。全国の指定訪問入浴介護全事業所を対象にアンケート調査等を行い、サービス提供者の実態、およびサービス利用者の状態、実状を報告書としてまとめました。

医療、福祉関係者を中心に、「お風呂の魅力」「入浴・介護」の情報を発信する目的で新設しました。介護や医療の現場で役立つ専門性の高い情報はもちろん、入浴に関するちょっとした小話や、全国の地域情報等も発信し、幅広い方に見ていただけるサイトとなっています。
http://o-fu-ro.info/

第48回日本看護学会「在宅看護」学術集会（つくば国際会議場）に参加。ランチョンセミナーでは「安全入浴の基礎知識」の解説と「訪問入浴介護のデモンストレーション」を実施いたしました。展示ブースでは、訪問入浴介護で使用する浴槽や、簡易浴槽FL-8Mなどを、在宅領域で活躍される多くの医療職の方々にご覧いただきました。

今まで取扱の無かった日産NV200バネットタイプの入浴車の開発に成功しました。低床のベース車の特徴を活かすため、浴槽とタンカの下に貯水タンクを設けないレイアウトを採用し、車載時の負担を軽減できるようにしました。

平成30年度老人保健事業推進費等補助金老人保健健康増進等事業により、「訪問入浴介護の今後のあり方に関する調査研究事業」を実施しました。訪問入浴介護における情報の共有化による生産性の向上（ICTの活用）や、訪問入浴介護事業所へのアンケートによる調査、小規模多機能及び看護小規模多機能型居宅介護の入浴の支援（訪問入浴介護の活用）を課題に、訪問入浴介護の生産性の向上や、社会資源としての有効活用などの調査を実施しました。

令和元年度老人保健事業推進費等補助金 老人保健健康増進等事業により、「訪問入浴介護のICT活用や経営の安定性や災害時等の支援に関する調査研究事業報告書」を実施しました。事業を3つ①ICTの活用による訪問入浴介護の生産性の向上②訪問入浴介護事業所へのアンケートによる状況調査③移動入浴車による災害施支援の想定）に分けて実施。③移動入浴車による災害支援の想定では、これまでの災害支援活動の経緯を基に、全国の市区町村へ啓蒙となるリーフレットを作成しました。